アメリカに住む日本人のわたしたち。
日米文化の交流や日米ビジネスの発展には貢献してきたわたしたち。
しかし、わたしたちは本当に満たされた生活を送っているでしょうか?
アメリカ滞在歴20年近くなったわたしには、
アメリカの日本人は「日本人色」を薄めてなにかに遠慮して暮らしているように
思えます。
「アメリカ社会の中に溶けこもう」
「アメリカ人と同じことをしよう」
個人主義の国にいるのだから、
外国にいるのだから、
日本人とつるんでどうするんだ!と、
自分に厳しく一匹オオカミで生きていく道をけしかけているような気がして
なりません。
そしてビジネス成功あるのみ!の
バランスの悪い生活習慣を身に着けてしまっている気がします。
「 外国にいるんだから不自由があっても仕方がない」 と
変にわりきって我慢すらして暮らしていると思えます。
「日本人が住みやすい アメリカ」なんて望んじゃいけないもののように
思って暮らしてはいませんか?
わたしは、それを変えたいと思います。
この国に骨をうずめるのならば、なんちゃってアメリカ人としてではなく、
アメリカで生きた日本人として正々堂々最期まで日本人らしく生きていきたい。
アメリカに生きる日本人として何ができるか?
その可能性をとことん追求するために仲間の日本人と協力しあいお互いを
高めあいたい。
アメリカン・ドリームに向かってがむしゃら生きていくだけではなく、
自分たちが内面から満たされていくような活動がしたいのです。
そのためにJIA Foundation が設立されました。
JIA とは、Japanese In America のアクロニム(頭字語)です。
この国に100年以上前にやってきた先代の移民のみなさんは、
立派な日系アメリカ人の社会を築きました。
わたたしたち、新しい時代にアメリカにやってきた日本人も
力を合わせ、新しい日本人の姿をきちんとアメリカに浸透させたいと思います。
活動の柱は、Community・ Education・ Identity.
JIA 同士のコラボレーションで
相互扶助の世代を超えたコミュニティーをつくりたい。
JIA 特有のライフステージにあったニーズに答えるサービスを提供していきたい。
アメリカにおいて、今日の日本人、今日の日本を語れる代表として
JIAの社会的認知度を向上させたい。
ひとりではできないことも10人ならできる。
10人ではできないことも100人ならできる。
100人でできないことも1000人ならできる。
1000人の声よりも10000人の声のほうがきいてもらえる。
それをアメリカで、日本人の仲間のみなさんと体現したいと思います。
まずは、ワシントン州から始めます。
JIA Foundation の意義をご理解いただき、
活動にご協力いただけたら幸いです。
2014年1月
JIA Foundation 代表
いじり めぐみ
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